プロテインスキマーの機能特性
ゼスト (ZEST) 外掛式プロテインスキマー QQ1(キューキューワン)
プロテインスキマーには、発生する泡は径が細かいほど総表面積が大きくなるという特性があります。ただ、余りに微小な泡の場合は水中に滞在する時間が長くなるため、スキマー内の水面へ到達することなく、そのまま装置外へと漏れることが多くなります。
これは何よりメイン水槽の美観を損ねてしまうことになり、更には一部の生物には有害ともなってしまいます。逆に、泡が大き過ぎると今度は吸着力が低下して浄化力が激減します。このように、このプロテインスキマーという装置の効果は、泡の総表面積と滞水時間、単位時間当たりに泡と接する総循環水量に比例することになり、そのために高性能なプロテインスキマーでは泡が細かくでき、更には装置の背を高く大型化して浄化された飼育水が装置外へ排出される過程で、いろいろな流路を設定して泡を消失できるように対応がなされています。
又、プロテインスキマーには副次的効能もあります。一般的に高密度で飼育する水槽の問題点として溶存酸素が欠乏しやすいということがあり、これは生物学的な濾過に支障が出ること以外にも生体そのものが酸欠になる危険があるのですが、極めて高い瀑気能力がプロテインスキマーにはあり、これを軽減してくれます。
更には水槽水の酸化還元電位を高く保つことにも貢献してくれ、オゾン発生装置を併用することもあるので、更に効果が高くなっています。